【フィギュア】〝かなだい〟練習で転倒ヒヤリ…も抜群の演技! 日本歴代最高RD75・87点マーク

高橋大輔(左)と村元哉中ペア(東スポWeb)

フィギュアスケートのアイスダンスで北京五輪出場を目指す〝かなだい〟こと村元哉中(28)&高橋大輔(35=ともに関大KFSC)が19日、チャレンジャーシリーズ「ワルシャワカップ」(ポーランドワ)のリズムダンス(RD)で出色の演技を披露した。

演技直前にちょっとしたハプニング。5分間練習のウオーミングアップ中に2人は転倒してしまった。昨年12月の全日本選手権(長野・ビッグハット)ではリズムダンス前の公式練習で転倒し、村元は左ヒザを負傷。その経緯があるだけに一瞬ヒヤッとしたが、すぐに立ち上がって滑り出し、大事には至らなかった。

演技では懸念を吹っ飛ばした。3番滑走として登場した2人は「ソーラン節&琴」の曲に乗り、息の合ったツイズルやステップを披露。この日は課題にしていた出来映え点(GOE)でしっかり加点し、日本歴代最高を更新する75・87点をマーク。グランプリシリーズ第4戦のNHK杯のRD(70・74点)を上回る得点を叩き出し、演技後は満足げな笑みを浮かべた。

観客席はまばらだったが、日の丸を掲げるファンの姿も。小さな会場ながら拍手と声援は大音量。充実の演技を見せた2人は第1グループ終了時点で暫定トップに立ち、日本時間21日早朝のフリーへ向かう。

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