すべてを吹っ飛ばせ! NHK紅白歌合戦「トリもマツケンサンバでいい」の声も届くのか

マツケンの美声が大みそかに鳴り響く(東スポWeb)

大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」出場歌手が19日、同局で発表された。「マツケンサンバ」登場は〝SNSの力〟だけではなさそうだ。「〝カラフル〟特別企画」として俳優の松平健(67)は出演、「マツケンサンバⅡ」を披露する。

松平にとっては17年ぶり2度目の出場。2004年にも同曲で出ている。それが今年、再び選ばれたのは夏の東京五輪が関係している。

「開会式の演出や楽曲を担当した関係者らが辞任・解任されるトラブルが続出。五輪に漂った暗いムードを『マツケンサンバ』の陽気な曲調が吹き飛ばしてくれるとSNSでは待望論が巻き起こり、ツイッターのトレンドになるほどの盛り上がりを見せた。NHKが紅白の舞台で、その〝民意〟をくんだ形ですね」(音楽関係者)

同局のチーフ・プロデューサーもそれを認める発言もしており、SNSの影響は間違いないところ。五輪本番では実現しなかっただけに、「トリもマツケンサンバでいい」との声まであふれる。

紅白サイドにとって、今年は五輪関連の企画は避けられない。しかしなかなか思うような企画ができないのも事実だ。
「NHKの五輪ソング『カイト』を歌った嵐が昨年末に活動休止。作詞・作曲した米津玄師を出演させる動きもあったが、断られたとか。そこで『マツケンサンバⅡ』ですよ』(前同)

企画枠での出演が発表された直後から、SNSでは「五輪」「開会式」を思い出す人が急増。もしメダリストたちが松平健と踊れば、「これが見たかった!」と狂喜乱舞し、開会式の嫌な記憶も吹き飛ぶに違いない。

今回の紅白テーマは「カラフル」。演出についてはこれからとのことだが、キラキラ衣装のマツケンと金メダルが〝まぶしく光る〟光景も見られるかもしれない。

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