いつも見守りありがとう 児童が住民に感謝状 本年度閉校の崎戸小

お世話になった住民に感謝状を贈る児童(左)=西海市崎戸町、崎戸中央公民館

 本年度いっぱいで閉校する西海市立崎戸小(射場邦子校長、21人)の最後の学習発表会「ゆめまつり」が崎戸中央公民館であり、児童が住民らに感謝状を手渡した。
 11日に開かれた発表会は児童の通学、学習、学校行事をサポートしてきた住民も参観。贈呈式には読書ボランティア、食生活改善推進委員ら11人が出席し、児童らが「毎朝の見守りをしてくださった」「これからもよろしく」などと感謝状を読み上げた。
 35年以上にわたり児童と芋掘り体験などで交流した町おこし団体「暖竹会」(昨年解散)の吉村秋治さん(88)が被表彰者を代表しあいさつ。一緒に焼き芋を食べた思い出を語り、「子どもたちの(思いやりの)心や愛を心に刻んできた。今では親の世代になっていると思う。本当にありがとう」とお礼を述べた。
 同校は大島西小、大島東小とともに閉校し、来年4月、旧大島東小の校舎で大崎小として新たなスタートを切る。

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