原英莉花が2021年初勝利「たくさんの方に助けていただいてここまで来れました」

2021年初勝利を挙げた原英莉花(東スポWeb)

国内女子ツアー「大王製紙エリエールレディス」最終日(21日、愛媛・エリエールGC松山=パー71)、首位から出た原英莉花(22=日本通運)が、1イーグル、2バーディー、1ボギーの68で回り、通算17アンダーで2021年初勝利(ツアー通算4勝目)を挙げた。

終盤まで混戦模様となっていた優勝争いのケリをつけたのは17番パー5だった。2オンに成功させると、8メートルのフックラインを沈めるイーグル。これで2位との差を2打とし、18番パー4もしっかりパーをセーブして優勝を決めた。昨年の「JLPGAツアー選手権リコーカップ」以来、約1年ぶりの勝利。ウイニングパット決めた瞬間、目には涙が浮かんでいた。

昨年、国内メジャー2勝を挙げたが、今年に入って勝利から遠ざかり、今大会を迎えるにあたって今季は残り2試合になっていた。初日首位でスタートしたときに「やっぱり1年に1回は優勝したいという気持ちが強い。あと2戦で絶対に優勝したい」と語っていた通りの結果を残した。

原は表彰式で「優勝できてすごくうれしい。2021年、ものすごく悩んでいろいろもがいたけど、たくさんの方に助けていただいてここまで来れました」と喜びを語った。また「ここまで来て学んだことは自分に自信を持つこと。弱気になりそうなことも多いけど、自信を持って勝ちにこだわって皆さんの前で感謝の言葉を述べられるように頑張りたいと思います」と力強く先を見据えた。
自信を取り戻した原は連覇をかけて来週の「JLPGAツアー選手権」に挑む。

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