大混乱!バルセロナがスポンサー契約合意の暗号資産企業代表者が詐欺逮捕

逮捕されたモシェ・ホゲグ氏(ロイター)

スペイン1部バルセロナがスポンサー契約で合意していた暗号資産企業の代表者が詐欺により逮捕され、クラブが大混乱に陥っている。

米メディア「イエージーニアス」などは「モシェ・ホゲグが、他の7人とともに巨大な暗号資産詐欺に加担した疑いで逮捕された。また、ホゲグには性的犯罪を犯したという追加の疑いも生じている。調査されている疑惑の1つは、少女の人身売買だ」とイスラエルの実業家で暗号資産関連企業など様々な事業を手がけるホゲグ氏の逮捕を報じた。

この事件がバルセロナに衝撃を与えている。

スペインメディア「ミオトラリーガ」は「ホゲグはラポルタ会長と蜜月関係にあることはすでに知られており、バルセロナが独自の暗号通貨を持ち、来季からチームのユニホームに広告を掲載することで合意に達していた。クラブは金銭的利益を得ることになっていた。しかし逮捕により、そのスキャンダルがバルセロナを襲った」と指摘。財政難にあえぐバルセロナはホゲグ氏の企業を大型スポンサーとして招へいする算段だったが、今回の逮捕劇で契約自体が不透明になってしまったのだ。

「多くの人がラポルタ会長を非難し、クラブの暗黒時代が再び戻ってくる。会長は自分たちの目的のためにクラブを利用し、非常に悪い状況を招いた」と糾弾。今後バルセロナの資金繰りが再び悪化するとの観測が広がり、大混乱に陥っている。

世界屈指の名門が迷走を続けている。

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