72年前の甲子園優勝たたえ 湘南高校にモニュメント完成 除幕式でOB選手から現役野球部員にエール

モニュメントを囲む、優勝メンバーだった(左から)原田靖男さん、根本功さん、宝性一成さん

 神奈川県立湘南高校(藤沢市鵠沼神明)の野球部の甲子園優勝を顕彰するモニュメントが完成し、21日に同校で除幕式が行われた。72年前の出場選手らも出席し、現役部員に「2度目の夏の甲子園出場を」とエールを送った。

 同校野球部は創部4年目だった1949(昭和24)年夏、甲子園球場で行われた全国高校野球選手権大会に初出場し初優勝した。今年が同校の創立100周年と創部75周年に当たることから、その功績をたたえようと野球部OB会(片岡久興会長)が記念事業の一環で建立した。

 バックネット裏で全校生徒が通る坂道沿いに据えられたモニュメントは、ステンレス製で高さ140センチ、幅50センチ。「甲子園優勝」の文字と優勝旗を手にした当時の写真、決勝までの戦績が刻まれている。裏面には優勝メンバーの名前も記載されている。

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