韓国紙「小学生の反日画は恥ずかしいこと」「韓国社会の敵であり犯罪的行為」

先日、韓国でも話題になった「小学生の反日画」について、韓国紙がこれを強く批判する記事を掲載した。

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世界日報は21日、キム・ジョンジュン特派員のリポート記事『衝撃的な小学生の反日ポスター』を掲載した。

キム特派員は、川崎市の在日コリアンに対するヘイトスピーチ裁判や、富士住宅による在日コリアンへのレイシャルハラスメント裁判で被害者側が1審に大阪高裁で勝訴したことなどを取り上げた一方で、「日本の嫌韓までとは言わないが、現在、中国や日本などに対する韓国人の排他意識も危険水位を超えている」とし、「伝統的なメディアに代わり、インターネットやYouTubeなどが世論消費市場の中心に浮上し、病的な差別の言葉が下水処理場でろ過されなかった排泄物のように世論という川に注がれてくる」と危惧している。

韓国小学生らが描いたとされる「反日ポスター」/ネットコミュニティ

キム特派員は、最近韓国で話題となった「韓国小学生の反日画」の問題を取り上げ、「過去の反共ポスターを見るように衝撃的だ」とし、「いつ、どこで、誰の指示でこんなポスターを作ったのか」「確認することはできないが、人間性を育てる教育現場で、このような活動が堂々と実在したなら恥ずかしいことだ」「日本極右が行う野蛮的言行と変わらない」と批判しつつ、「外国の教育現場でこのような反韓、反韓国人教育が行われているという事実に触れたと想像してみてほしい。どんな気がするだろう?」と問うている。

キム特派員は、やはり、最近韓国で話題になった、「日本車の来場を禁止するゴルフ場」の問題についても取り上げ、「海外の施設や商店、食堂が韓国人の出入りを妨げ、メイドインコリアの使用禁止を知らせる文章を入口の前に掲げたとしよう。どんな感じがするだろうか?」と問うた。

続けて「大韓民国はアジア東端の岩窟で世界と断絶して生きる隱者ではない」とし、「世界と交流して貿易し、食べている国だ」とした上で「歴史経験をもとに周辺国を含む世界の流れを警戒するのは当然のことだが、韓国第一主義・排外主義に傾倒された民族差別、人種差別主義は明らかに闘争の対象であり、歓呼や妥協の対象ではない」と切り捨てる。

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キム特派員はまた、すでに韓国の出生時の100人に6人が多文化家庭出身であることに触れ、「時代錯誤的で自己当着的な民族差別、人種差別言行は、私たちのコミュニティに癒しにくい傷を与える」「差別言行は韓国社会の敵であり犯罪的行為だ」と強く批判し、「差別を放置すれば我々に未来はない」と警告した。

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