【視点論客】千葉県柏市・開智国際大客員教授/新田信行(にったのぶゆき)氏 SDGsの意義強調

 第一勧業信用組合理事長だった2018年、地方の銀行や企業などが参加する「価値を大切にする金融実践者の会」を設立。発起人として人の絆や循環を重視した金融の必要性を訴えた。その考えはSDGs(持続可能な開発目標)に通じ、現在は開智国際大客員教授として地方創生や創業支援に注力しながら、SDGsの意義や個人・事業所などが果たすべき役割を説く。
 講演も積極的に引き受け、全国を飛び回る日々。コロナ禍で目まぐるしく変わる経営環境を憂い「厳しいが、環境に適応できれば必ず芽が出る」と経営者ら個々に応じた助言を送り続ける。
 九州でも多くの出会い・対話を重ね、経営者が元気な地域だと感じてきた。「日本が西から変わるかもしれない」。千葉県出身。65歳。

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