西武が左の先発候補・エンスを獲得 渡辺GM「球も強く、人間的にも優れている」

レイズ時代のエンス(ロイター=USA-TODAY-Sports)

西武は22日、前レイズの左腕、ディートリック・エンス投手(30)の入団が決まったと発表した。

エンスは2017年にツインズでメジャーデビュー。今季はレイズで9試合に登板し2勝0敗2セーブ、防御率2・82の成績を残した。メジャー通算11試合で2勝0敗2セーブ、防御率3・43をマークしている。

エンスは球団を通して「埼玉西武ライオンズでプレーする機会を得られて光栄です。監督、コーチ、チームメイト、スタッフの皆さんと最高のシーズンが過ごせることを楽しみにしています。日本は素晴らしい場所だとたくさんの人からうかがっていますので、妻とともに日本に行くことが待ち遠しいです」とコメントを発表した。

渡辺久信GMは「球も強くストライクゾーンで勝負できるので、左の先発投手としてローテーション入りを期待しています。人間的にも優れていて、日本で成功してやるんだ、という強い意気込みを感じました」と期待を語っている。

西武は10月のドラフトで1位・隅田、2位・佐藤と期待の大学即戦力左腕2枚を獲得しチームのウィークポイントを補ったが当然、いきなりルーキーを計算に入れるわけにはいかない。
その分、即戦力の外国人左腕にかかる期待は大きい。

エンスの背番号は「75」、契約は年俸1億円(推定)の単年となる。

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