沖縄コロナ新規2人 米軍は21日に5人(11月23日朝)

 沖縄県は22日、80代の女性2人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週は0人で、月曜日としては2週ぶりに感染者を確認した。県は「全体的な感染状況は落ち着いている」との認識を示した。

 自治体別では沖縄市と豊見城市で各1人だった。

 新たに集団感染(クラスター)が4例発表され、合計408例となった。

 407例目は高齢者が入所する那覇市の社会福祉施設で、8月に発生した。利用者27人を含む37人が感染し、高齢の利用者2人が亡くなった。

 職員が休憩室でマスクを外していたほか、利用者がマスクをしないまま共有スペースに来ていたという。

 408例目は那覇市内のアマチュアスポーツチームで、20~40代の11人が8月に感染した。遠征先の県外で数人が会食し、感染が広がったと見られるという。

 米軍関係では21日に新たに5人が報告された。内訳は普天間基地で3人、嘉手納基地、キャンプ・シュワブで各1人。いずれも米国から県内の基地に直接入り、2週間の隔離期間後のPCR検査で陽性となった。基地外との交流はないという。22日はゼロ。県の糸数公医療技監は、米軍関係者は日本に比べて早くワクチン接種が行われたため「効果が薄れていることも十分考えられる」とした。

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