鈴木市議が立候補へ 大田原市長選、表明4人目

鈴木隆氏

 来年3月13日告示、20日投開票の大田原市長選で、市議の鈴木隆(すずきたかし)氏(63)=同市浅香3丁目=の後援会は22日、市長選への立候補を鈴木氏に要請した。鈴木氏は下野新聞社の取材に「非常に重く受け止めている。やるべきだと思っており、近く最終決断したい」と述べ、無所属で立候補する意向を明らかにした。

 鈴木氏は「財政難や人口減少、近隣市町との施策格差に、市民から不安の声が出ている。中央官庁で行政に長く携わり、省庁幹部の友人など国とのパイプもあって第4の選択肢として出馬を要請された」と説明。「行財政改革やコロナ対策はもちろん、那須地域の大合併や副市長・教育長への女性登用などの推進を後援会から期待されている。私も同じ考えだ」とした。

 京都大大学院卒。文部科学省課長などを経て2019年から市議1期目。労務人事コンサルタント会社員。

 市長選では現職の津久井富雄(つくいとみお)氏(71)、市選挙区選出県議の相馬憲一(そうまけんいち)氏(64)、市議の星雅人(ほしまさと)氏(37)が立候補を表明している。

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