辞職・木下富美子都議の〝再出馬〟宣言に玉川徹氏「有権者は選びますかね?」

会見では再起を宣言した(東スポWeb)

テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同局社員の玉川徹氏が23日、同番組に出演し、当て逃げ事故で書類送検され、7回の無免許運転で在宅起訴された木下富美子都議が議員辞職を発表したことについて言及した。

木下都議は22日、都庁で緊急会見し、小池百合子都知事に進退について相談したことを明かし「ここはいったん退いて、今回の交通事故の解決に専念されたらどうかとの助言をいただき、これで人生が終わるわけではなく、今回の不祥事を反省し、再出発するときには相談に乗るというお話もいただきました」と今後の都議選再出馬をにおわせていた。

これについて玉川氏は「やっぱり都民の代表ですからね。都民の代表たるにふさわしい人間かどうか、自分で判断されてしかるべしというところではあるんだけど、辞めるに当たって、いったん退く、再出発という言葉があったんですが、有権者は選びますかね?」と厳しい目を向けた。

そのうえで「何らかの犯罪があってもそれを償ったら(その件は)もう終わりというのが日本社会。こういうことがあったというのは選挙前に言わなくていいのかもしれないが、まだ今はどういう判決になるかは決まっていない途中の段階。そういうとき、どうしたらいいんだろう。1人出てきたということはこれからもあるかもしれない。有権者はダマされたということをどうすればいいのか、僕は途方に暮れましたけどね。リコールという手はあるんですけどね…」

リコールについては当選後、1年間はできないことから、今年7月当選の木下都議については適用できなかった経緯がある。

道交法で無免許運転は3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられ、木下都議は今年5月から7月、無免許運転を7回起こしているため、懲役刑の可能性もあるとされる。

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