中国メディア「反中国勢力が集結して中国にトラブルを引き起こす」北京五輪に関する社説を掲載

北京のオリンピックタワーではためく中国国旗(ロイター)

ホスト国の見解は――。来年2月開幕の北京冬季五輪を巡り、中国共産党系の機関誌で人民日報系「環球時報」が社説を掲載。米国などが外交的ボイコットを検討していることに触れ「中国と西側諸国のイデオロギーの対立は、五輪前にエスカレートし、反中国勢力が集結して中国にトラブルを引き起こす。このイベントは様々な危機に対応する中国の能力の包括的なストレステストであるだけでなく、大国としてのメンタリティの成長のきっかけになるだろう」と主張した。

同メディアは「中国にとって重要なのは独自の道を歩むことだ」と強調。そうした中、国外の感情に目を向け「中国に対する否定的な感情を覆そうとするためにエネルギーと資源を費やすのはふさわしくない」と続けた。また、五輪開催は「成熟した大国になるための通過儀礼になるだろう」と述べた。

「環球時報」といえば先日、胡錫進編集長が自身のツイッターに、同国の張高麗元副首相(75)に性的関係を強要されたと告発した女子テニスの彭帥(35)とみられる人物の動画を公開していた。

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