【九州場所】コロナ対策緩和で外食や会食が可能に キャバクラ&泥酔はNG

芝田山広報部長(東スポWeb)

現在開催中の大相撲九州場所(福岡国際センター)で新型コロナウイルス対策のガイドラインが部分的に緩和されることになった。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は23日、九州場所13日目(26日)の18時以降に後援者らとの会食や外食をルールの範囲内で許可する方針を明かした。

相撲協会は会食や外食を許可する条件として「出かける際には必ず師匠の許可を得ること」、「出かける前に検温、体調不良を確認を行うこと」、「関係者以外とは距離を取ってテーブルを使用するように(個室が望ましい)」、「22時前には飲食を終了し、帰宿すること」、「飲み過ぎには注意し、泥酔しないこと。また、接待を伴う店は禁止」、「帰宿後は手洗い、または入浴、またはシャワー、または消毒を行うこと」、「行動記録は必ず付ける」としている。

これまで相撲協会は本場所開催中の15日間は「不要不急の外出禁止」など厳しい行動制限を設けていた。今回の緩和措置で後援者らとの会食や外食が可能となる一方で、キャバクラなど接待を伴う店での飲食や泥酔などの行為は引き続き禁止されている。

芝田山広報部長は「世間は通常の状況で営業したり、行動したりしているにもかかかわらず、協会員は厳しい感染対策をしている。せめて本場所に影響のない状況の中で今回緩和するということ。13日目からであれば、万が一のことがあっても場所は終了できるということも含めて。世間の感染者数は低位置で推移している。今、緩和してあげないと、この先、第6波が来る可能性もある。協会員にも緩和して、気持ちをリフレッシュしてもらいたいということ」と説明した。

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