木下富美子氏の〝いじめ〟主張に現職女性都議が反論「126人全議員の意思」

質疑応答では堂々ふるまった木下前都議(東スポWeb)

東京都議会の議会運営委員会委員長の小宮あんり都議が24日、木下富美子前都議について語った。無免許運転で在宅起訴された木下氏は22日に辞職。本来ならこの日の同委員会で公開質疑が行われる予定だった。

同委員会終了後に記者会見した小宮氏は「2回の辞職勧告決議への受け止めを質疑する予定だったが、結果として議会への説明責任を果たされないまま辞職となった」と指摘した。

木下氏は辞職会見で「仕事をさせてもらえない理不尽な現実」と委員会を開かない都議会を批判していた。代理人弁護士からは「いじめ」という言葉まで飛び出した。

これに小宮氏は「私たちは辞職すべきと決議をした。それに対して何の受け止めもないまま、通常通り議会活動を認めるわけにはいかないという木下氏をのぞく126人の全議員の意思でした」と喝破。

続けて「理不尽な思いをされたということですが、こうした状況を作ったのは木下氏だということを受け止めないまま辞職に至られたと会見を見て感じました」とあきれ果てていた。

また、木下氏は辞職勧告決議に法的拘束力がないことも強調していた。

「その主張の前に私ども126人も都民の代表として選ばれた。その総意を木下氏には受け止めてもらえなかったのは残念」と小宮氏は反論した。

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