低迷ウルグアイ代表の監督にアルゼンチンの〝レジェンド〟クレスポ氏浮上

エルナン・クレスポ氏(ロイター)

カタールW杯南米予選で低迷するウルグアイ代表が、アルゼンチンのレジェンドであるエルナン・クレスポ氏(46)を監督として招へいする。

ウルグアイサッカー協会は南米予選で7位と不振に陥っていることを受け、タバレス監督を解任。W杯自動出場圏内の4位、大陸間プレーオフ圏の5位とは勝ち点差がわずか1のため、チームを再建して逆転でのW杯切符をつかむべく後任の選定を進めている。

アルゼンチン1部リバープレートのマルセロ・ガヤルド監督らがリストアップされる中、あのレジェンドが急浮上してきた。

スペインの移籍専門メディア「フィチャージェスネット」は「エルナン・クレスポは南米カップのタイトルを獲得して、彼が最高の監督の一人であることを証明した。セリエAで活躍した伝説的なストライカーがウルグアイ代表チームを率いる」と報道した。

クレスポ氏は現役時代にパルマやラツィオ、インテル、ACミランなどイタリアの名門を渡り歩いてゴールを量産。アルゼンチン代表のエースとしても活躍した。指導者に転身後は、2020年に万年下位クラブだったアルゼンチン1部デフェンサを率いてコパ・スダメリカーナでクラブ史上初の優勝に導くなど手腕を発揮。今季はブラジル1部の名門サンパウロを率いていたが、10月に退任した。

「世界で最も重要なチームの1つであるウルグアイのベンチで、ボール回しを使った最先端のプレースタイルを持つ若い監督の存在は最高のニュースになる。カタールW杯へ向けて戦うことになる」と同メディアは指摘。伝説のストライカーが南米のライバルチームを率いてW杯の舞台を目指すことになりそうだ。

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