紅白歌合戦に「和田アキ子」なし TikTokバズるも…解消しない5年前の遺恨

和田アキ子(東スポWeb)

大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」出場者で、6年ぶりの〝復活〟を期待されたのが和田アキ子(71)だ。

9月発売の新曲「YONA YONA DANCE」が、動画投稿アプリ「TikTok」でバズり、再生回数は1000万回超え。ビルボードが発表したTikTokにおける再生回数や影響力などを総合的に判断した楽曲ランキングでも位にランクインしたが、残念ながら選ばれることはなかった。

「いまのNHKは若い人に見てもらいたいというのが基本路線にある。TikTokでバズった和田さんの紅白出場があると予想する人は少なくなかった」(芸能関係者)

しかし、それはあくまで〝外野〟の見立て。若者層から「見たい」という声は出ていたが、和田自身や周囲からは紅白に出場したいという空気はなかったという。

「NHKから出演オファーが来ても断るんじゃないかという感じさえありましたからね。一方、NHK・紅白スタッフ側にも和田に対して今でもアレルギーを持っている人もいる。お互いが歩み寄る段階にまで行かなかった」(音楽関係者)

和田といえば、1970年から2015年まで39回連続で出場していたが、16年に落選。「40回という節目でもありましたので、正直悔しい気持ちもあります」と発表。自身のラジオ番組で「毎日泣いた」「今回は(紅白を)見たくない」と異例ともいえる本音まで吐露した。

さらに、翌17年1月放送の「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)の「本音でハシゴ酒」に出演した際、「(NHKには)もうちょっと大人の対応をしてほしかった。やっぱり持ちつ持たれつやったから」と明かし、復活を振られても「私はもうないな」「ありえないな」と言い切っていた。

「NHKサイドもここまで言われてオファーを出しづらい。遺恨を解消してほしいと願う声も多いんですが…」(前同)

12月のFNS歌謡祭に出演が決まるなど大忙しだが、紅白で名前がないのはなんとも残念だ。

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