忘新年会呼び掛け訴え 上越市の飲食団体 中川市長に要望書

 上越市内の飲食店やバー、スナックなどでつくる7団体の代表が24日、市役所を訪れ、中川幹太市長に「市民に対し、飲食店の利用や飲食を伴う会合の積極的な呼び掛け」などを求める要望書を手渡した。

中川市長に要望書を手渡す直江津社交飲食組合の高島組合長ら

 要望に訪れたのは直江津社交飲食組合の高島幸生組合長(クラブ窓)ら。前年同期は新型コロナウイルス感染症第3波の影響を受け、忘・新年会需要がほぼ失われた。10月下旬以降、県内の感染者数が減少したことから、関係者は夜の飲食需要を見込んでいるが、まだ1次会需要も少ないという。

 高島組合長は「12日に飲み会の実施促進を含む中川市長のメッセージが発出されたことは、大変喜ばしい」とし、店側も感染対策を徹底すると述べた上で、市職員による忘年会・新年会を開くことや、スナックをはじめ飲食社交場の割引利用券制度の創設などを要望した。

 中川市長は「ブレーキ(感染対策)とアクセル(経済対策)は加減しなければならないが、少しずつアクセルを踏み、支援できればいい」と話した。

 高島組合長は「多くの店が県の定めた基準に沿って感染対策を講じ、認証を受けている。消毒や検温の他、可能な限り来店客に関する記録もしている。安全・安心に利用してもらえるよう心掛けている」と話していた。

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