内藤剛志が内山理名と親子役で共演!“父”の心境は「吉田栄作が憎たらしい(笑)」

BS-TBSでは2022年1月22日に、新作の2時間ミステリードラマ「ホテルマン東堂克生の事件ファイル ~八ヶ岳リゾート殺人事件~」(午後7:00)を放送。出演する内藤剛志と内山理名が取材会に出席した。

本作は、TBS系で1990年から全5シリーズが放送された、石ノ森章太郎原作の連続ドラマ「HOTEL」のスピンオフ作で、主人公・東堂克生を内藤が演じる。また、東堂が支配人を務めるリゾートホテルで起きた殺人事件を捜査する刑事・高梨薫役で内山が共演。薫は東堂が33年前に婚約を解消した女性の娘で、初めて会った2人は、時にぶつかり合いながらも協力し、事件の解決に挑んでいく。

数々の刑事ドラマに出演する内藤だが、「この前『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でも取り上げられていましたが、刑事以外の役は本当に久しぶり。今作の舞台であるホテルにはいろいろな人がいて、濃い人間模様、喜怒哀楽がある。僕は支配人役なので、捜査の難しい用語はすべて理名が言ってくれましたが(笑)。本当に面白いドラマができました」と手応えを明かす。一方、刑事として、同時に娘として東堂と向き合う薫という精細な役を演じた内山は、「東堂が自分を捨てたと思っている薫は、東堂を恨む気持ちがありつつも、徐々に東堂のホテルマンとして仕事に向き合う姿勢に尊敬の念を抱いていきます。演じていて私もいろんな感情が胸に去来したので、そんな薫の心の動きも見てもらえたら」と自らの演技を振り返った。

父と娘を演じた内藤と内山だが、実際にも2人は親子ほどの年齢差。「もしも本当の親子だったら?」と水を向けられると、まず内藤が「(11月21日に内山との結婚を発表した)吉田栄作が憎たらしい。親父としては絶対にそう思うでしょ? 栄作はすごくいいヤツで友達なんですけど、まずはそこです(笑)。理名は憑依型の女優さんで、撮影中は自分の娘にしか見えなかった。なので、役では複雑な関係でしたけど、憎む要素は全くない。憎たらしいのは吉田栄作! 全国の男性ファンの代弁です(笑)」と笑顔を向けると、内山も「東堂と薫がバーで語り合うシーンがあるんですけど『内藤さんが父親だったらな』と思いながら演じました。もし本当に父親だったら何でも話しそう。人生相談します(笑)」とにこやかに応じた。

放送は年明けの1月。少し早いが来年の抱負を聞くと、内藤は「本作をシリーズ化して、来年もやりたい。2時間は生理的にちょうどいい長さ。2時間ドラマでも新しいものに挑戦していきたい。あと、僕は結婚して40年になるけど、近くに人がいるとうれしさは倍になるし、嫌なことは半分になる。結婚もいいもんだよ」と、人生の先輩として内山にさりげなくアドバイス。すると、内山はうれしそうに「来年の抱負はそれを体験したいです。そして演技に生かしていきたい」と語り、2人は親子のように笑みを交わし合った。

© 株式会社東京ニュース通信社