北京五輪の外交ボイコットを検討する米国に対し、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ情報局長が批判した。
ロシア「スポルト」によると、ザハロワ氏は「米国は大げさな口実に基づく行動をとっている。五輪の開催を弱体化させ、混乱させ、複雑にすることを目的とした情報と政治キャンペーンが組織されている」と、五輪妨害工作だと指摘した。
また同氏はロシアのスタンスとして「私たちは、どこであっても五輪開催の政治化に反対する原則的な立場だ。もちろん、この立場は中国で開催される五輪にも当てはまる」とスポーツの政治化に反対すると主張。北京五輪支持の姿勢を見せた。
女子テニスの彭帥(中国)の失踪問題もあり、欧米諸国から冷たい視線を送られる中国にとっては、心強い〝友人〟と言えそうだ。