〈動画あり〉上越つくしの里医療福祉協会 チャリティつくしツリー始まる 障害者や災害の支援へ

 社会福祉法人上越つくしの里医療福祉協会(川室優理事長)が主催する毎年恒例の募金活動「チャリティつくしツリー」が25日、始まった。

 同日から12月23日まで、上越地域の障害者福祉施設や協力企業・団体などにツリーと募金箱を設置する。募金者は赤か黄色のリボンを選んでツリーに結ぶ。集まった善意は障害者の就労支援のための積み立て、令和3年7月大雨災害への義援金などに充てられる。

ツリーに明かりがともり、今年もチャリティー活動が始まった

 上越市高土町3のつくしセンターには、高さ約3メートルのツリーが設置されている。初日は関係者ら約20人が同所に集い、活動の始まりを告げるツリー点灯式を行った。つくし工房利用者の中嶋晃一さんによる自作詩の朗読の後、みんなで声を合わせてカウントダウン。ツリーに淡い青と白の電飾がともった。

 この活動は障害者の社会参加促進、社会貢献を目的に平成9年から始まり、今年で25回目。現在、同法人が所属する「和・道」医療福祉グループや、賛同する企業・団体へと活動の輪を広げている。川室理事長は「コロナ禍で制限があるが、チャリティーへの思いは変わらない。障害がある人や災害被災者など、(立場が)弱い人のために募金を使いたい」と話していた。

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