NHKが櫻井翔&相葉雅紀と紅白“極限交渉” すんなりいかない「5人で嵐」の信条

櫻井と相葉のサプライズ出演はあるのか(東スポWeb)

大みそかのNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表となった。当然のごとく、昨年末をもって活動休止した嵐の名前はなかったが、水面下では櫻井翔(39)、相葉雅紀(38)のサプライズ出場がささやかれている。浮かんでは消える2人の出場説だが、NHKはまだ決して諦めていない。ギリギリのタイミングまで引っ張り出すための交渉が行われることになりそうだ。

現段階で発表になっているのは紅組22組、白組21組。これに加え、カラフル特別企画として松平健の出演が決まっている。「例年に比べれば、出場者は少ないし、そもそも白組が一組足りない。現在進行形でまだ名前が出ていないアーティストと交渉をしており、サプライズ出演という形で出てくるだろうというのが大方の予想です」(レコード会社関係者)

その最有力候補が、櫻井と相葉だ。どうしてもNHKがこの2人にこだわるのは、今年は東京五輪・パラリンピックが開催されたことが関係している。前出関係者が「今年の紅白で、絶対に外せないのが東京五輪・パラリンピックに関連した企画です」と話すように、すでに発表された出場歌手の中にも東京五輪開会式で国歌斉唱をしたMISIA、パラリンピック開会式でギターを弾いた布袋寅泰と、オリ・パラを振り返る上で欠かせないアーティストが名を連ねている。

ただNHKとしては、これだけでは全く十分ではない。「NHK2020ソング」で、オリ・パラ期間中に同局で連日流れた「カイト」を歌う人がいないのだ。同曲は昨年7月に嵐の活動休止前最後のシングルとして発売され、作詞・作曲は米津玄師が手掛けた。

「大会期間中にあれだけNHKで流れた楽曲を紅白で振り返らないというのは、画竜点睛を欠くというもの。しかし嵐はグループとして活動しておらず、米津も望み薄。そこで櫻井と相葉に白羽の矢が立ったのです。2人は『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』として大会関連番組を盛り上げましたから」(前同)

NHKは2人のサプライズ出演に向けて、すでに布石も打ってある。ジャニーズ勢の出場を昨年の7組から2組減らして今年は5組にしたのだ。当然「多すぎる!」という批判を気にしているジャニーズも同意してのこと。

「批判をかわすと同時に、枠を空けたという意味もある。何とかして2人に出てほしいと熱烈なオファーをかけ、必死に交渉しています」と芸能関係者。

受け入れる体勢は万全なのだが、唯一ハードルとなりそうなのが、嵐のメンバーは今でも仲良く「5人で嵐」という信条を持っていること。やはり2人だけで歌うことには抵抗感があるのだ。

嵐のライブフィルム「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM 〝Record of Memories〟」が全国公開となった26日には、芸能活動休止中の大野智が41歳の誕生日を迎えた。公式ツイッターにメンバーが次々と祝福メッセージを送り、大野も「喜んでいる智で~す 翔ちゃんも来てくれたみんなもホントありがとうでっす! 智は興奮してるぞぉ~!!」と反応し、ファンを喜ばせた。

「嵐のメンバーの団結力が強いのは確かで、まだ色よい返事はもらえていないとか。それでもメンバーはNHKの事情をよく分かっています。交渉の余地ありと踏んでいるNHKは熱烈アプローチをかけています」(芸能プロ関係者)

NHKと嵐の攻防戦は続いている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社