朝鮮農業、アメリカミズアブを積極利用 国家機関の主催で技術発表会

朝鮮では、アメリカミズアブの利用にも国家的な関心が注がれている。朝鮮科学技術総連盟中央委員会の主催でアメリカミズアブの利用に関する技術経験発表会が24、25の両日、オンライン方式で行われた。

アメリカミズアブは、ハエ目ミズアブ科の昆虫。アブの一種だ。

アメリカミズアブ

幼虫は温暖な気候の下での大量養殖が比較的容易で、含有する栄養が量、バランスともに大変優れている。このため世界的に家禽、養殖魚や実験動物の代替飼料として利用されている。

またその処理能力の高さから有機廃棄物処理分野でも注目を集めている。

技術発表会には、農業省家禽研究院、国家科学院生物多様性研究所をはじめとする数十の機関から70余件の論文が提出された。

朝鮮中央通信によると、論文はアメリカミズアブの生産と加工、給餌において提起される科学技術上の問題を論証したという。

発表会では、アメリカミズアブの飼育技術に関する技術講義があり、科学映画の上映があった。

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