小学生が考案、商品化 ランドセルを楽に持ち運び さんぽセル

開発した「さんぽセル」

 若者の研究活動を支援する「悟空のきもちTHE LABO(ザ・ラボ)」(東京都)は26日までに、ランドセルを楽に持ち運ぶためのスティック「さんぽセル」を開発した。2022年1月に発売する予定。現在事前予約を受け付けている。

 教科書の大型化などで重くなったランドセルを背負う負担を減らそうと、商品開発に取り組んだ。日光市の小学生の兄妹が中心となり、考案から3カ月で開発し特許も申請した。

 2本のスティックをランドセルに取り付けることで、キャリーケースのように持ち運ぶことができる。スティック部分は収縮するため、歩道橋や階段などは通常のランドセルとして背負える仕様となっている。

 価格は3960円。同社は「キャリー時の体感荷重は、ランドセル5キログラム時で、体感500グラムに軽減する」と説明している。

ランドセルに取り付けられたスティック「さんぽセル」

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