こんにちは、浜の小魔人です。今回は日本人の心「ご飯」を、初心者でも美味しくダッチオーブンで炊飯するレシピとコツをお伝えします。最近はメスティン炊飯が多くの皆さんの支持を得ているようですが、筆者は断然ダッチオーブン炊飯派。なぜかって?それは、キャンプ初心者でもお米が美味しく炊けるからです!
ダッチオーブンで炊飯するとお米が美味しいのは、なんで?
冒頭でも書いたように、筆者はダッチオーブンで炊飯したご飯が大好きです。
なぜかって?説明するよりも、とにかく一度炊いてみてくださいっ!
あなたもすぐに、ご飯の美味しさの違いに納得するはずですよ。
ダッチオーブン炊飯のメリットとデメリット
筆者が感じているダッチオーブン炊飯の印象を、メリットとデメリットで記載すると以下のようになります。
【メリット】
- ご飯が甘くて美味しく炊ける
- ご飯のツヤが美しい
- ダッチオーブン炊飯後、しばらく保温されているから温かい
※個人の感想中心ですが、ネットを見ても多くの方が似た感想をお持ちのようです。
【デメリット】
- 慣れるまでは火加減が心配
- ダッチオーブンの手入れが必要
- ダッチオーブンは持ち運びが重たい
※筆者にとっては、上記3点はもはやデメリットではありませんが、始めて実践される方が心配になりそうな事項として挙げました。
つまり美味しさの観点から言えば、ダッチオーブン炊飯はメリットしかないんです!(個人の感想です笑)
ダッチオーブン炊飯はなぜ美味しく炊けるのか
筆者なりに「ダッチオーブン炊飯はなぜ美味しく炊けるのか?」を考えてみました。
- 厚みのある鉄製のダッチオーブンは、熱が均一に食材に伝わる。
- 蓋が重いので、必要以上に水分が飛ばず美味しく調理ができる。
さあ、前置きが長くなりましたが、早速ダッチオーブン炊飯についてくわしくご紹介していきましょう!
炊飯に適したダッチオーブンの選び方!筆者のおすすめはニトリのダッチオーブン
炊飯の前に、ダッチオーブンを入手しないといけませんね!
筆者が炊飯に使っているダッチオーブンは、ニトリのダッチオーブン(19cm)です。
このダッチオーブンは、お値段もリーズナブルですし、IHにも対応していて品質も良いと感じています。
ですから、初めてダッチオーブンを購入するときにもおすすめです。
後段でご説明しますが、普通の鋳鉄製のダッチオーブンは使う前と後のお手入れが必須。ニトリのダッチオーブンも、使う前のお手入れが必要です。
もしも「お手入れは面倒…」と感じる方がいたら、お手入れ不要のSOTOのステンレスダッチオーブンもおすすめ。
こちらのダッチオーブンなら、お手入れは普通のお鍋と一緒だから簡単。ご予算に余裕のある方は検討してみてはいかがでしょうか。筆者はお金を貯めて、いつか購入したいと狙っています!
初心者でも失敗しない!ダッチオーブンで美味しく炊飯するコツ(基本編)
さあ、ダッチオーブンが手に入ったら早速炊飯してみましょう。
※使用前のお手入れ「シーズニング」が必要なのですが、それについては後ほど詳しくご説明しますね。
今回は、筆者の基本スタイルであるソロキャンプを想定して、1合のお米をダッチオーブンで炊飯していきます。
ダッチオーブンで美味しく炊飯するコツは、十分な浸水と沸騰後の火加減です。
【ダッチオーブン炊飯のコツ】
- 十分な浸水
- 沸騰後の火加減
これを覚えれば、いつでも美味しく炊飯できますよ!
材料
- お米:1合
- 水:220cc
レシピ
- お米を1合研ぐ(筆者は無洗米を使うのでこの工程は不要)
- 洗ったお米をと水220ccをダッチオーブンに入れて30分以上浸水する(時間が許すなら40分〜50分がベスト。季節により、また新米などにより変わります)
3.浸水が完了したら、強火で沸騰するまで加熱する(蓋は閉めなくてもOK)
4.沸騰したら、蓋をして弱火にして12分炊飯する
5.炊飯が完了したら10分以上蒸らして完成
ダッチオーブンで炊いたご飯はツヤもよく、お米の甘みなどが感じられます。(個人の感想です)
ダッチオーブンを使って缶詰だけで作る絶品炊飯レシピ1:イカの炊き込みご飯
白米が美味しく炊けるようになったら、いろいろ試したくなるのがキャンパーですよね〜。筆者も同じ道を通ってきたので、よくわかります。
今回はスーパーで気軽に買える缶詰を使って、簡単に作れるダッチオーブン炊飯レシピ(炊き込みご飯編)をご紹介です。
材料
- お米:1合
- イカの缶詰:1缶
- ★白だし:大さじ2
- ★醤油:大さじ1
- ★水:200cc(※)
- 三つ葉:適量(小ねぎなどでもok)
(※)缶詰の汁と★を合わせて220ccになるように調整してみてください
まとめてネットで購入すると、1回あたりのコストも安く済みます。
レシピ
- お米を1合研ぐ(筆者は無洗米を使うのでこの工程は不要)
- 洗ったお米と★をダッチオーブンに入れて30分以上浸水する(時間が許すなら40分〜50分がベスト。季節により、また新米などにより調整しましょう)
3.浸水が完了したら、缶詰を汁ごと入れて強火で沸騰するまで加熱する(蓋は閉めなくてもOK)
4.沸騰したら、蓋をして弱火にして12分炊飯する
これくらい「ぶくぶく」いってから、蓋を閉めて上の画像くらいの弱火にしましょう。
5.炊飯が完了したら10分以上蒸らします
蒸らすときに、刻んだ三つ葉も入れて蒸すと香りがついて良いです。
6.茶碗によそい、さらに三つ葉を散らしたら完成
※三つ葉の香りが苦手な方は、小ネギでも美味しいです。
ダッチオーブンを使って缶詰だけで作る絶品炊飯レシピ2:鰯の蒲焼の炊き込みご飯
次にご紹介するのも、缶詰を使った炊き込みご飯です。
ソロキャンプの時は(気分によってですが…)、あまり料理に手間を書けずに美味しいものをガッツリ食べたいことも多いです。
そんな時には、味の濃い「鰯の蒲焼の炊き込みご飯」をおすすめします。
材料
- お米:1合
- 鰯の蒲焼の缶詰:1缶
- 生姜:1かけ(針生姜にします)
- ★白だし:大さじ2
- ★水:200cc(※)
- 三つ葉:適量(小ねぎなどでもok)
(※)缶詰の汁と★を合わせて220ccになるように調整してみてください
まとめてネットで購入すると、1回あたりのコストも安く済みます。
レシピ
- お米を1合研ぐ(筆者は無洗米を使うのでこの工程は不要)
- 洗ったお米をと★をダッチオーブンに入れて30分以上浸水する(時間が許すなら40分〜50分がベスト。季節により、また新米などにより調整してください)
3.浸水が完了したら、生姜(針生姜にしたもの)と缶詰を汁ごと入れて強火で沸騰するまで加熱する(蓋は閉めなくてもOK)
4.沸騰したら、蓋をして弱火にして12分炊飯する
5.炊飯が完了したら、三つ葉を入れて10分以上蒸らす
6.よく混ぜて茶碗によそい、仕上げの三つ葉を散らしたら完成
蒲焼の味が濃いので、三つ葉の香りが爽やかにマッチして美味しいです。
炊飯前後のダッチオーブンのお手入れ方法は簡単!ブラックポットを目指そう!
さて、先に炊飯のコツとレシピをご紹介してしまいましたが、鋳鉄製のダッチオーブンを使うときは、いくつか注意点があります。
使い始めに「シーズニング」が必要なのと、その後の「お手入れ」もちょっと独特なので覚えておきましょう。
独特と言っても、慣れてしまえばとても簡単なのでご安心ください。
シーズニングの手順
「シーズ二ング」とは、製品が工場を出荷される時に保護のためにつけられる工業油を、使う前に取り除く作業です。
手順としては、以下をご参照ください。
【シーズニング手順】
- ダッチオーブンを洗剤でよく洗う
- ダッチオーブンに水を張り沸騰させる
- 水を捨てたダッチオーブンを火にかけ、煙るが出るくらいまで加熱してから冷ます
- 冷めたダッチオーブンにオリーブオイルをまんべんなく塗る
- 3と4を3回ほど繰り返す
- 野菜くずを炒めて鍋の匂いを取る
- 炒めた野菜クズを捨てて水で洗い、再び3と4の手順を行ってシーズニング完了
使用後のお手入れ(鋳鉄製品の場合)
鋳鉄製のダッチオーブンの「お手入れ」で一番気をつけていただきたいポイントは、洗剤で洗わないことです。
鋳鉄製ダッチオーブンは油をなじませて使い続けるのですが、その油が洗剤で落ちてしまわないようにするためです。
「汚れはどうするの?」と思うかもしれませんが、ペーパータオルなどで拭いた後に水を入れて沸騰させると、こびりついた汚れも浮いてきます。その後、手で触れるくらいまで冷えるのを待ってから、「たわし」(金属たわしではない)で洗ってあげればOK。
あとは、シーズニングの3と4の工程で完了です。
毎回キチンと手入れをしていると、ダッチオーブンが段々と黒光りした状態になります。これが「ブラックポット」と呼ばれ、ダッチオーブンのオーナーの勲章になりますよ。
より詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ダッチオーブンで炊飯したご飯は絶品!キャンプでもできる缶詰炊き込みご飯もご賞味あれ
さて、今回はダッチオーブンでの炊飯をご紹介してまいりました。
簡単に美味しいご飯を食べたいという筆者のわがままを「ダッチオーブン炊飯」は十分に満たしてくれています。
「簡単に!」だけを実現する方法は、他にもいくらでもあるでしょう。メスティン半自動炊飯や、アルファ米を使う方法なども便利ですよね。
でも、ダッチオーブンで炊いたお米の美味しさは絶品!それを味わう幸せを、皆さんにもぜひ体感して欲しいのです。
ダッチオーブン炊飯は、慣れてしまえば本当に簡単ですよ。ぜひ一度お試しくださいませ。あなたのキャンプがより豊かになりますように!
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