オリックス・山本由伸の141球の熱投実らず…それでも「力を出し切れた。真剣勝負を楽しめた」

守備でもハッスルプレーも見せたオリックス・山本(東スポWeb)

無双右腕の熱投は実らなかった。山本は9回を1失点、11奪三振、141球を投げながら勝利をつかむことはできず「本当に悔しい」。それでも「今日は今季で一番気持ちのこもった投球ができたと思う。集中してできた。多少寒さもあったけど、気にならずにプレーできた」と納得の表情を見せた。

プロ最多の球数に関しては「投げ切れた。最後の試合だったからここまでできたというのはある。1年間やってきて最後にこういうパフォーマンスができたのはレベルアップを感じた。負けましたけど(力は)出し切れたと思います。真剣勝負を楽しめた」と充実感をのぞかせ「これからスタートというか、強いチームになっていけたらいいと思う」。チームと自身の成長を実感し、来季へのさらなる飛躍につなげていく覚悟だ。

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