冬の夜 甘く照らして 「イチゴ」が輝くイルミネーション 宇都宮

ポケットパークのイルミネーション

 釜川沿いを進むと、光の海を歩いているようだ。街なかの冬の風物詩「うつのみやイルミネーション」。毎年、光の演出を楽しみにしている人は多いのではないだろうか。記者お薦めのスポットを紹介する。

 「3、2、1…どうぞ!」。18日夕方のオリオンスクエア。点灯式のカウントダウンで、冬の祭典が華やかに幕を開けた。

 商店街や宇都宮まちづくり推進機構などでつくる市中心市街地ライトアップ実行委員会などが主催。昨年の「黄ぶな」など、旬の話題にちなんだ装飾が見どころの一つだ。今年のメインは、来年に迫った「いちご一会(いちえ)とちぎ国体」応援。イチゴにちなんだイルミネーションが楽しめる。

 オリオン通り近くの釜川には、イチゴ型のカプセル約300個が輝く「いちご畑のイルミネーション」が登場。いちょう通り沿いのポケットパークにも、大きなイチゴのオブジェが並び、インスタ映えスポットとなっている。

 今年は新たに、田川河川敷でもイルミネーションを実施。宇都宮共和大の学生が150本の「竹あかり(灯籠)」を制作し、12月中旬から宮の橋~幸橋間を優しく照らす。釜川やバンバ通り、オリオン通りなどを回遊後、足を延ばしてほしい。

 昨年は疫病退散の願いを込め、黄ぶなのイルミネーションが各所を彩った。同機構の田辺義博事(たなべよしひろ)務局長(65)は「新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきたのは、黄ぶなの御利益もあるのかもしれません」。そして、「ぜひ、夜の街なかを楽しんでください」と呼び掛けた。来年1月16日まで。

釜川沿いを彩る「いちご畑のイルミネーション」
釜川沿いを彩る「いちご畑のイルミネーション」
釜川沿いを彩る「いちご畑のイルミネーション」

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