【RIZIN】ドラゲー奥田啓介は67秒で沈みRIZIN2連敗

ボグダノフ(左)に敗れた奥田啓介(東スポWeb)

格闘技イベント「RIZIN」初のケージ(金網)が採用された「TRIGGER 1st」(28日、神戸ワールド記念ホール)で、ドラゴンゲートの元オープン・ザ・ブレイブゲート王者・奥田啓介(30)があっけなく散った。

RIZIN第3ブランドの旗揚げ戦で柔術家のグラント・ボグダノフ(米国)と対戦。ドラゲーが毎年ビッグマッチを開催する〝聖地〟に登場した奥田は、小麦色に日焼けした顔から白い歯をのぞかせ、観客をあおりながらケージに入った。

ゴングと同時にパンチから組みついた奥田は小刻みにヒザを入れていく。だが直後に倒され、マウントを奪われた。側頭部にパンチを入られながらも何とか打開しようと一度は体を起こすが、体をスライドしたボグダノフのリアネイキッドチョーク(裸絞め)につかまり無念のタップ。試合タイムはわずか67秒だった。

マイクを握ったボグダノフは「大みそか、柔術最強決定戦、サトシ、レッツゴー!」とRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザに宣戦布告した。

一方、意識もうろうとした様子で引き揚げた奥田はRIZIN初参戦となった9月の「LANDMARK」で鈴木博昭に敗れており、これで2連敗。戦前は「RIZINを踏み台にもう一度ブレイブゲート王座までたどり着いてみせる」と息巻いていたが、ベルトへ遠のく結果となった。

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