舛添要一氏 小池都知事を断罪「だましてばっかり」「最終目的は国政復帰」

見解を述べた舛添要一氏

前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が28日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA TV)に出演。公務に本格復帰した東京都の小池百合子知事についてコメントした。

小池氏は26日に約1か月ぶりに定例会見を開いた。一部で「重病説」も取りざたされたが「『いい加減なことを言うなよ』と思っている。こうして元気に戻っていることが何よりの証左」などと語った。

これに舛添氏が噛みついた。「やっぱり非常識ですよね。岸田総理が『疲れた』って言って1か月休んで、人々が許しますか?っていうことなんです」とバッサリ。

共演のゆきぽよが「でもメチャ働いてるもん」とかばったが、舛添氏は「何が問題かって情報公開してないんですよ。東京都だって1300万人の命を預かってるわけですから。そしたら普通はひと月も休むとなったら、主治医が出て来て『病名はこうです』『こういう薬で今治してます』『治療期間は何日間です』と言うべきなんですよ。総理だったら必ずどの国でもそうです。バイデン大統領が『疲れた』と言って1月休めません。だから東京都だけ情報公開しないでいいんですか?っていうことなんですよ」と一気にまくし立てた。

ゆきぽよが「そしたら舛添さんが聞いてくればいいですよ」と告げると、舛添氏は「会うのも嫌ですから」と一蹴。さらに「岸田総理のほうがもっと働いてますよ、彼女よりも。そういう常識について全く聞かないっていうのはマスコミの怠慢」と指摘した。

自身が都知事時代に入院した際は積極的に情報公開したという舛添氏は「だから『情報公開』って言っておいて、『黒塗りは嫌だ白塗りにする』とか言っておいて、だましてばっかりなんですよ。これはよくない」と断じた。

またMCの千原ジュニアから復帰のタイミングについて、体調回復以外の要因があるのか聞かれた舛添氏は「ひとつは木下都議の問題がありますね。これは一件落着みたいになった。それからこの前の衆議院選挙、自分の政党を作ってまた出そうとして、結局できなかったじゃないですか。彼女の最終目的は国政復帰なんです。だからそれがついえた、なぜついえたんだろうか?と。で、この前も病気になりましたね? そのタイミングが非常に政治的なことと関連あるなと見てるけど…これ以上は差しさわりがあるから申し上げないことにいたします」とコメントした。

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