【新日本・WTL】永田裕志 地元・東金で待望初勝利! 蝶野登場でテンコジの30周年を祝い大団円

最後は地元で大団円(東スポWeb)

新日本プロレス28日千葉・東金大会「ワールドタッグリーグ」公式戦で、永田裕志(53)、タイガーマスク組が鈴木みのる(53)、TAKAみちのく(48)組を下し、リーグ戦初勝利を挙げた。

地元凱旋興行のメインで負けられない戦いに臨んだ永田は、宿敵・みのると激しい打撃戦を展開。一歩も譲らないエルボーの打ち合いからゴッチ式パイルドライバーを狙われるが、これを回避すると鈴木軍の連携を切り抜けてTAKAに猛攻を仕掛けていく。

ナガタロックⅡ、サンダーデスドライバーで攻め立てると、救出に訪れたみのるもエクスプロイダーで投げ捨てる。さらにタイガーとのダブル延髄蹴りでみのるをリングから排除すると、最後は十八番のバックドロップホールドでTAKAを沈めてみせた。

待望の初白星を挙げた永田は、試合後のリング上に本隊の選手を呼び込んだ。デビュー30周年を迎えた盟友の天山広吉と小島聡にサプライズの記念品と目録を渡すと、ゲスト解説していた蝶野正洋も呼び込んで花束を贈呈。蝶野からは「テンコジ! いつまでやるだよ? まあもうそろそろ先のこと考えて、あと10年くらいで辞めてください。2人とも一生懸命ね、永田選手も含め新日本プロレスを引っ張って来ました。体がボロボロになるまでまだやってますけど、まだまだ令和の新日本プロレスを一緒に走ってもらいたいので頑張ってください」と激励の言葉が送られた。

さらに永田は「今年この2人が30周年ということは、来年2022年は永田裕志、デビュー30周年になります。30周年記念大会を、またこの東金アリーナでやりたいと思います」と高らかに宣言。地元のファンに感謝を述べて大会を締めくくった。

WTLでは開幕4連敗と結果が出ていなかったが、地元で逆襲ののろしをあげた。永田は「タイガーのサポートのおかげで勝利をとることができて本当によかった。これで流れを一気に変えて、後半戦に行きたいと思います」と逆転Vへ意欲を燃やしていた。

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