年の瀬を前に、栃木県内の百貨店でお歳暮商戦が本格化している。宇都宮市宮園町の東武宇都宮百貨店本店5階の「お歳暮大ギフトセンター」では28日、親子連れなどが1年の感謝を込めた贈り物を品定めした。
同店は、コロナ禍で帰省を控える人などにも地元の味を楽しんでもらおうと県産品に力を入れた。約820点のうち、約200点が県産品。県産シイタケのセットや那須三元豚のウインナーを新たに取り入れた。
感染対策を意識した1人前の鍋物セットなど、自宅で楽しめる品も用意。催事課の大出忠雄(おおいでただお)課長は「混雑状況をホームページで知らせるなど感染対策を講じ、お客さまの思いを届けるお手伝いをしたい」と語った。
宇都宮市今泉町のFKD宇都宮店は約1400点を取り扱う。恒例の都道府県特集は今年、「奈良特集」としてローストビーフやスイーツなどをそろえた。両店ともに12月第1週までを客足のピークと見込んでいる。