長崎ヴェルカ初黒星 連勝13でストップ 静岡に93―97

 バスケットボール男子のBリーグ3部(B3)第8節最終日は28日、静岡市中央体育館などで4試合が行われ、首位の長崎ヴェルカは4位静岡に93-97で敗れ、開幕からの連勝が「13」で止まった。ヴェルカはリーグ戦初黒星。岩手を93-74で下したA千葉と13勝1敗で並び、得失点差でヴェルカは首位をキープ、A千葉が2位となった。
 ヴェルカは序盤からシュートミスが目立ち、第1クオーターだけで17-27と10点差をつけられた。第2クオーターも静岡の長身外国人インサイド陣に苦しみ、42-51とリードを許したまま前半を折り返した。
 第3クオーターはガード山本の3本の3点シュートなどで粘り、7点差に詰めて最終クオーターに入ったが、逆にインサイドを支配されて点差を広げられた。ファウルゲームに持ち込んだ試合時間残り1分20秒、78-90の場面から、ガード狩俣が3点シュートを5本決めたものの、最後は4点差で逃げ切られた。
 この日のオフェンスとディフェンスを合わせたリバウンド数は、ヴェルカの30に対して静岡は48。ゴール下の攻防で後手に回り、攻撃も静岡のゾーンを崩しきれなかった。主力のファウルトラブルも敗因だった。
 第9節は12月4、5日、各地で14試合を実施。ヴェルカは諫早市中央体育館で14位品川との2連戦に臨む。

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