英王室本が暴露 メーガン妃の子供について「人種差別的な発言をしたのはチャールズ皇太子」

チャールズ皇太子(左)とカミラ夫人(ロイター)

ヘンリー王子&メーガン妃が今年3月のオプラ・ウィンフリーとの独占インタビューで、2人の間に生まれてくる子供の肌の色について人種差別的な発言をしたと訴えた王族はチャールズ皇太子だったと30日発売される新刊本が暴露した。

米ジャーナリスト、クリストファー・アンダーセンによる著書「ブラザーズ・アンド・ワイブス(兄弟と妻たち)」(原題)によると、チャールズ皇太子は2017年、ヘンリー王子とメーガン妃が婚約した直後、2人の間に誕生するだろう子供たちについて、一緒にいた妻カミラ夫人に「子供たちはどのようになるだろうか」と尋ねた。

夫人は少し驚いた様子で、「それは美しいでしょう」と答えたという。すると皇太子は少し声を潜め、「肌の色がどうなるか聞いているだよ」と再び尋ねたとしている。

この記述について、皇太子の広報担当官は米紙ニューヨーク・ポストの取材に、「それはフィクションなのでコメントする意味はありません」とばっさり切った。

同著は、黒人の母親を持つメーガン妃とヘンリー王子との子供がどういう見掛けになるのか、皇太子が他意のない疑問を投げかけただけだとしている。ところが、ヘンリー王子とメーガン妃がこの発言を耳にした頃には話に尾ひれが付き、人種差別問題にすり変わっていたとポスト紙は指摘した。

英王室専門チャンネル「トゥルー・ロイヤリティTV」のニック・バーレン編集長は米フォックスニュースに「チャールズ皇太子は自身の発言が曲解されて伝わったことに心を痛めている」とし、「自分の息子や娘がテレビに出演して、父親との関係は破綻したと言ったとしたどう思います?たとえ本当だとしても、世間に宣言したんですよ」と語り、皇太子の胸中を慮った。

バーレン氏はまた、「われわれが聞いたのは一方の側の話だけ。でもメーガンとハリーは広報合戦では勝ったんです」と付け加えた。

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