Suicaの改札機や「美しい義足」の産みの親が中高生へ語る!山中俊治『だれでもデザイン』刊行!

株式会社朝日出版社は2021年11月27日に『だれでもデザイン 未来をつくる教室』(山中俊治著)を刊行。 偶然の出会いを大切に、隣の人の脳みそも借りて。 スケッチして、観察して、アイデアを伝え合う。 Suicaの改札機、美しい義足。 人間と新しい技術の関係を考えつづけてきたデザイナーが中高生に語る、 物づくりの根幹とこれから。 ・ささやかでも、誰かを確実にハッピーに ・まわりのものをよく見る(本当に見てる?) ・言語としてのスケッチは確実に上達する ・楕円が描ければ、人工物も、自然物もなんでも描ける! ・ものを作るために、作り方を発明する ・「誰も見たことがないもの」を描く ・アイデアが生まれる瞬間に触れる ・「うまくいかなさ」をいくつも発見する ・ウケなくてもくさっちゃダメ ・「ひとりのため」のデザインが未来を開く 人間がなにかを作ることの意味を、作りながら手で考える。 本書で、一緒に手を動かしながら、体感してみよう。

はじめに より

「才能とは無関係。 誰もが身につけられる方法を話します」 デザインとはなにか。 授業はこの問いからはじまりますが、 私は、 デザインとは、 まだよくわかっていない私たち「人間」のことを考えながら、 人間と人工物との出会いや関係をより良いものにしていくことだと考えています。 (中略)デザインは、 産業の片隅だけで生きる知恵ではありません。 私たちの生活をちょっと効率よく、 少し豊かな気持ちになるよう組み立て直す知恵でもあります。 本書を読むにあたっては、 A3サイズなどの大きめの紙とメモ用紙、 そして鉛筆を用意していただきたいと思います。 ぜひあなたも、 私や中高生たちと一緒に手を動かしながら、 空想の羽を広げてみてください。

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