【スターダム】12・1敗者組ユニット脱退マッチ キッド移籍なら〝マスク剥奪〟

渡辺桃(左)はスターライト・キッド(右)に素顔になる公約をつけさせた(東スポWeb)

移籍するのは果たしてどっちだ。女子プロレス「スターダム」12月18日のエディオンアリーナ大阪第一競技場大会の会見が29日に行われ、「クイーンズ・クエスト(QQ)VS大江戸隊」による「敗者強制ユニット脱退キャプテン・フォールマッチ」を開催することが発表された。

QQからはキャプテンの渡辺桃、林下詩美、AZM、上谷沙弥が、大江戸隊からはキャプテンのスターライト・キッド、小波、鹿島沙希、琉悪夏が出場。勝敗は両軍キャプテンが負けた時点で決する。キャプテン以外の選手が敗れた場合は退場。敗れたユニットのキャプテンは、敵軍に強制移籍になる。

注目は当然、移籍のかかった両軍のキャプテンだ。執拗にキッドから移籍を迫られ、とうとうこの試合に挑むことになった渡辺は「大江戸隊なんかにこのQQが負けるわけない。今年でQQ5周年ですので、ここで強さを見せつけようというので受けました。仲間がいるので、私が大江戸隊に行くことは絶対にありません」とキッパリ。対するキッドは「私は自分でここまで発展させた以上、自分がどうなろうと、ほかのメンバーに何もないなら文句は一切ねえよ。非常に楽しみです」と不敵に話す。

するとここまで〝受け身〟に徹していた渡辺が「どうなってもいいって言ったよね? だったら、お前がQQ来たらそのマスク脱いで1からやってもらう。ハイスピード(王座戦)からこの試合まで全部そっちの言い分を受けてやって、なにもメリットがなかったんだよ」と華麗にカウンターをヒットさせることに成功。さすがのキッドも若干回答に詰まったが「まあ、自分がここまで大きくした以上…、っていうか大江戸隊が負ける要素一切ないって思ってるし、そこまで言うんだったら、その条件のんでやってやる」と受け入れてしまった。

渡辺の移籍か、キッドの素顔か――。抗争は風雲急を告げてきた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社