延岡にLNG基地完成 県内初、脱炭素拠点へ

 宮崎ガス(宮崎市、橋口光雄社長)など県内外5社による合弁会社「ひむかエルエヌジー」(本社・宮崎市、橋口社長)が延岡市新浜町2丁目に建設を進めていた「液化天然ガス(LNG)内航船受入基地」が完成した。旭化成(小堀秀毅社長)が延岡第3石炭火力発電所の老朽化に伴って新設し、来年の本稼働を目指す天然ガス火力発電所(同市長浜町4丁目、出力予定3万4千キロワット)に燃料となる天然ガスを供給する。旭化成では石炭からの切り替えにより年間約16万トンの二酸化炭素(CO2)排出を削減でき、LNG基地は本県での脱炭素推進、環境負荷が少ないエネルギーへの転換をリードする重要拠点施設となる。

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