〝泣き歌の貴公子〟こと歌手の林部智史(33)が29日、東京国際フォーラムでコンサートを開催。来年で歌手活動引退を表明している小椋佳(77)がゲストとして出演した。
先月に始まった9都市10公演の全国ツアーもこの日がファイナル。デビュー曲「あいたい」や「ラピスラズリの涙」をしっとりと歌い上げた。
アンコールには、1月に林部がリリースしたアルバム「まあだだよ」の全曲を書き下ろした小椋が登場。まずは一人で「少しは私に愛を下さい」を歌った後、2人揃って「歓送の歌」「愛燦燦」を披露した。
デビュー5年の林部が、50年の小椋とステージでコラボするのは3回目。大先輩との共演に「いい意味でようやく慣れてきたという感じです。小椋さんは本番のスイッチの入り方がすごいなと。キラキラしているし、ギラギラしている」。
小椋は「楽屋でずっと聞いてて、いい声出すなとうらやましかったですよ」と林部をべた褒め。来年には歌手活動引退ツアーを控えている。「本当に老衰していますから。体が持つかどうか」などと自虐的に語った。
林部は「最後の姿は目に焼き付けていたい」と話した。