維新・馬場伸幸新共同代表が〝橋下徹〟都知事待望論「破壊力のある方が務めるべき」

左から音喜多駿政調会長、馬場伸幸共同代表、藤田文武幹事長、柳ケ瀬裕文総務会長(東スポWeb)

松井一郎代表(57)が再任された日本維新の会は30日、新執行部を発足させ、幹事長だった馬場伸幸氏(56)が共同代表に就任。幹事長には藤田文武衆院議員(40)、政調会長に音喜多駿参院議員(38)、総務会長に柳ケ瀬裕文参院議員(47)が就任した。

維新は先の衆院選で41議席を獲得し、第3党に躍進した。今後、課題となるのは大阪以外での勢力拡大となる中、馬場氏は首長となるのが近道と力説する。

「大阪府知事や市長をお預かりした。首長はオンリーワン。やはり東京でも知事という議席をお預かりして、維新の改革を広げていく。東京と大阪でできれば広がっていく」と話した。

維新は過去に都民ファーストの会特別顧問を務める小池百合子都知事と連携したことがあり、「パイプはある」というが、小池氏は体調不良説や国政復帰説が出ており、流動的となっている。

馬場氏は「東京都知事に立候補して、当選するだろうなという政治家、文化人、スポーツ界、ありとあらゆるところを見通しても適当な人材がいない」としたが、維新の創設者でもある橋下徹氏(52)だけは別格と説く。

「東京はコロナの問題で露呈したように大きな問題が出てくる。橋下さんのような破壊力のある方が都知事を務めるべきではないか」と馬場氏。橋下氏は2015年に都構想の住民投票が否決された後、政界引退しているが引きずりだしたい考え。

今後、維新は野党第一党の立憲民主党超えを狙う中、東京制覇へ向け、〝橋下カード〟を切れるかが注目される。

© 株式会社東京スポーツ新聞社