F1を離れるジョビナッツィにフェルスタッペンやハミルトン、僚友ライコネンから激励のメッセージ

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 アルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィは、自身のF1離脱が報じられた後、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)から個人的に送られた応援メッセージに気持ちを慰められたと語った。

 ジョビナッツィは今シーズン終了をもってチームを離れる。2022年には、そのシートに中国出身の有望株である周冠宇が座り、アルファロメオの新たなナンバー1ドライバーとなるバルテリ・ボッタス(現メルセデス)とともに走ることが決まっている。

2021年F1第9戦オーストリアGP 周冠宇(アルピーヌ 開発ドライバー)

 アルファロメオが下した決定は27歳のジョビナッツィにとってつらいものだった。そのときはSNSで不満を発散させていたものの、チームの正式発表を受けて何人かの同僚たちが表明した応援のメッセージに、彼は気持ちを慰められたのだという。

「ハミルトンとフェルスタッペンが、ともに素敵なメッセージを送ってきてくれた。これからも見ているという意味だから、感謝しているよ」と、ジョビナッツィはイタリアの『Rai Radio 2』に語った。

「僕はヨーロピアンF3選手権でマックスと競い合った。だから彼のことは前からよく知っていたし、そんな彼からのメッセージをとてもありがたいと感じている」

「けれど、彼らだけじゃないんだ。(ピエール・)ガスリー、(エステバン・)オコン、(セルジオ・)ペレスからも受け取った」

2014年ヨーロピアンF3選手権 第9戦ニュルブルクリンク レース1表彰式 優勝マックス・フェルスタッペン、2位アントニオ・フォコ、3位アントニオ・ジョビナッツィ

 来シーズンはフォーミュラE選手権に参戦するジョビナッツィに対し、現在のアルファロメオにおけるチームメイトであり、F1引退を決めたキミ・ライコネンも強い激励を送った。

「もちろん、残念なことだよ。彼はすごく良いやつなんだ。フェラーリにいた頃からだから、僕たちはもうずいぶん長いつき合いになる」とライコネンは語った。

「願わくば、やりたい活動が見つけられたらいいね。そしてできれば、もう一度F1で走るチャンスをつかんでほしい」

 F1で2度目のチャンスは、簡単には訪れないだろう。しかし、仮に将来グリッドへ戻れなかったとしても、彼がF1を悪く思うようなことはないはずだ。

「残念ながら、このスポーツに不運はつきものだ。いつかは状況が好転してほしいと思っていたけれど、結局僕たちのほうに幸運はめぐってこなかった」とジョビナッツィ。

「今シーズンは、もっとずっと良い成果が上げられたはずだし、残念だよ。僕たちが努力を続けているのは世界選手権という場なのだから。みんなで全力を尽くしてきたけれど、期待した成果が得られなかったことが残念だ」

「だけど、それもスポーツの、そして人生の一部だと思う。僕たちは、過去の出来事について怒るのではなく、未来を向くべきなんだ」

2021年F1第19戦ブラジルGP キミ・ライコネン&アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)