アーセナル冨安“同僚選手”が強盗犯を顔面パンチで返り討ち 犯人は後日逮捕

冨安も他人ごとではない(東スポWeb)

イングランド・プレミアリーグで日本代表DF冨安健洋(23)が所属するアーセナルのブラジル代表DFガブリエウ(23)が自宅ガレージで強盗に襲撃されたものの、見事に撃退したと英紙「デーリー・メール」が伝えている。

同紙によると、ガブリエウは自宅のガレージに車を止めた際、尾行してきたバットを持つ2人組に襲撃され、要求されるままに腕時計と車のキーを差し出したものの、スキをついて強盗の顔面を殴打。同乗していた友人とともに格闘の末、強盗たちは逃げて行ったという。

警察当局は、ガブリエウたちの格闘の際、襲撃犯が落としていった帽子からDNAを検出し、8月に起きた別の強盗事件との関連を調べたところ、アブデラハム・ムセ容疑者を特定。11月に懲役5年が科せられた。ちなみに裁判官は、ガブリエウがサッカー選手だったから狙われたわけではないと語ったそうだ。

ガブリエウは好調アーセナルのセンターバックを務めている冨安のチームメート。11月にブラジル代表に初選出されるなど、注目の選手だ。被害はなかったものの、同世代の仲間が襲撃された事実に冨安も少なからずショックを受けたのは間違いないだろう。

アーセナルでは2019年に元ドイツ代表MFメスト・エジル(現フェネルバフチェ)とボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツ(現シャルケ)の2人が運転中に刃物を持った複数の男性から襲撃を受けて車を奪われそうになったが、犯人を撃退し、回避している。

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