新庄監督が思い描くタレント候補7人の「育成プラン」と「成功への絶対条件」

新庄監督は指揮官として厳しい横顔も見せる(東スポWeb)

日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(49)が笑顔で鬼の側面を垣間見せている。

11月30日に行われたファンフェスティバルは、新庄ビッグボスの登場もあって生中継をしたフジテレビ系列の北海道文化放送(UHB)の平均世帯視聴率は16・4%、瞬間最高視聴率は新庄監督が視聴者からの質問に答えるなどお笑いコンビ・EXITとトークを繰り広げた午後8時20分の19・8%(ビデオリサーチ調べ、札幌地区)だったことが分かった。

今はとにかく、新庄監督の行くところ、注目と数字が跳ね上がる時代の寵児のような状況だが、もちろん指揮官としての厳しい横顔も随所に垣間見せている。

30日の生放送出演中にも「ボクの補強ポイントは二軍選手。一軍選手は(ボクの中では)まだいないですから」というチームの改革構想案に触れながら「ここから7人ぐらいのタレントを作り上げていければ、おのずといいチームになっていく」とレギュラー確定まで今後のスケジューリングについても語っていた。

新庄監督は「ここからキャンプまでのトレーニングを自分で考えて、2月1日のキャンプに入った時には、もうボクはレギュラーは決まっていると思う。それぐらい自分で練習をしてこい!」と現在は横一線を強調する〝二軍選手ら〟にプレッシャーをかけている。

自身は現役中「あまり人前で練習する姿を見せたくなかったタイプ」という指揮官は「選手っていうのはあんなにチャランポランにしている新庄さんでも練習してたんだ。あんだけ練習していてもプロ野球のトップレベルには行けなかったんだ。もっと練習をした方がいいよということをボクはアドバイスできる」とも。

新庄監督といえば「たのしんじょう」などの造語に象徴されるようにプレッシャーを「楽しめ」「エンジョイしろ」という発想のポジティブ転換が得意なモチベーター。

「努力を努力と思わない人間になってほしい」と成功への絶対条件を提示しながら、したたかに「7人(投手3人、野手4人)のタレント候補」をリサーチしている。

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