石井慧「スパーリングの量が違う」「前回よりも気持ちの面で楽」4日のK―1ルール2戦目に自信

練習で汗を流した石井慧(東スポWeb)

戦闘準備は整った! MMAファイターの石井慧(34)が、真価が問われるK―1ルール2戦目に向けて自信満々だ。

立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(4日、エディオンアリーナ大阪)でRUI(30)との対戦を控えた2日は都内で練習を公開。シャドーやミット打ちで汗を流し「疲れも抜けてきて調子いいかなと思います」と体の仕上がりをアピールした。

初挑戦となった9月20日の愛鷹亮との一戦は延長の末に判定勝利。苦戦を強いられる形となったが「思っていたよりもスパーリングと変わらないなと。逆に分からない部分が分かり始めた」。その後、クロアチアでは再び強度を上げたトレーニングで追い込んできた。石井自身「日本の選手とスパーリングの量が違うと思う」と話すほどだ。

また、大阪出身の石井にとって〝凱旋試合〟は追い風になりそうだ。実は13年7月のIGF大阪大会ではMMAルールでクレート・エリオット・ジョーンズ(米国)をわずか35秒で圧倒。8年ぶりの試合については「地元なので気合が入るというか、うれしいし、楽しみ。前回はいい勝ち方をした縁起もいい場所なので」とニヤリと笑った。

こうして迎える今回のテーマはKOで勝利を挙げること。前戦のように延長に突入しても「スタミナがあるのでどんな状況になっても大丈夫」としつつ「自分から攻めて倒しに行く」と意気込んでいる。

「見えていなかった部分が見えることによって気持ちも楽になる。そういう意味では前回よりも気持ちの面では楽」と語った石井。思いどおりのパフォーマンスを披露できるか注目だ。

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