巨人・岡本和 ゴールデン・グラブ賞初受賞に「まだまだ下手くそ」 守備力向上誓う

巨人・岡本和(東スポWeb)

巨人の岡本和真内野手(25)が悲願達成だ。2日、「第50回 三井ゴールデン・グラブ賞」が発表されセ・リーグ三塁手部門で岡本和が初受賞した。

今季、岡本和は全143試合に「4番・三塁」で出場。規定試合以上でセ1位となる守備率9割8分8厘をマークしトップの188票を集めた。2位のDeNA・宮崎(37票)を大きく引き離す文句なしの初受賞となった。

背番号25は「この度はゴールデングラブ賞に選んでいただきありがとうございます。たくさんの指導者の方々に、指導をしてもらい、たくさんの方にサポートしていただいたおかげです」と球団を通して感謝の言葉を述べた。

2年連続セ2冠王はプロとして守備にも重きを置いてきた。「現役の内に一度は取りたいと思っていた賞ですし、なによりも欲しい賞だったので、評価していただけたことがすごくうれしいです。それでもまだまだ下手くそなので、これからもしっかりと練習をして頑張ります」とさらなる精進を誓った。

岡本和にとっては遅すぎる受賞だった。2018年に史上最年少で3割30本塁打100打点をマークしたが守備位置が定まらず。19年も左翼、一塁、三塁とチーム事情により転々とした。

ようやく三塁で固定された20年は8失策が得票に影響。今季は昨季より23試合増えたものの、4失策と堅実な守備を見せた。

今後の守備力向上について岡本和は「それこそもうやっぱり基本だと思います。基本に忠実にやっていって、応用はキャンプに入ったり実戦に入ってきた時でいいかな。それまでしっかり基本をできるように頑張っていきたいと思います」とキッパリ。基本を大事にする岡本和がどこまで連続受賞を伸ばせるか。

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