新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」を巡り、神奈川県は2日、国内2例目の感染者の濃厚接触者に男女7人の県内在住者がいたと明らかにした。7人のうち、6人は自宅に帰宅しており、県の宿泊療養施設「湘南国際村センター」(葉山町)に入所してもらうようにする。残りの1人は県外のホテルで自主隔離しているという。
7人は、国内2例目の感染者でペルーから入国した20代男性と同じ航空機に乗っていた。それぞれの性別や年代、居住市町村などは非公表。いずれも入国時の検査では陰性で、発熱などの症状が現れている人はいない。このうち1人は2日の検査でも陰性だった。
また、国内1例目の感染者の濃厚接触者で県内在住の8人のうち、7人は1日に検体を採取し、陰性だった。引き続き、健康観察を続ける。
県の担当者は「国の積極的な水際対策に協力し、市中感染を防ぐための対応を取っていきたい」と述べた。