巨人・坂本がキャプテン続投の舞台裏明かす「もうちょっとやりたいな」

キャプテン続投が決まった巨人・坂本(東スポWeb)

巨人の坂本勇人内野手(32)が2日、キャプテン続投への決意を語った。

この日、ジャイアンツ球場で取材に応じた坂本は「シーズン終わっていろいろ考えさせてもらって、(原辰徳)監督も『どっちでもいいよ』みたいな感じで言っていたので、すごく考えたんですけど。何かこのままでもアレかなと思って。日本一になるとか、優勝するとかというところではなくて、もうちょっとやりたいなという」と、球団史上最長タイとなる主将8年目受諾の裏側を明かした。

背番号6は「実際、『こいつやったら大丈夫かな』という選手もまだいないですし」と〝後継者不在〟も強調。「丸だったり、(菅野)智之とかにも相談をしながら、『俺がやったほうがいいよね』という話になった」と〝G幹部会〟による決定と話した。

8年目にあたってアプローチも変える。「今までよりもっと言葉で。若い選手にあまり伝えすぎないようにはしていましたけど、もっと伝えていってもいいのかなと思いました。あとやっても1年ぐらいやと思うので。シーズン終わって、そういう心境の変化はありました」と「物言うキャプテン」へのクラスチェンジを宣言した。

もちろん見据えるのは日本一奪還だ。主将の重責について「プロでプレーすること自体大変なことだと思うので、見られ方だったりは違うのかもしれないけど、プレーすることに関しては特に関係ないんじゃないですか」と坂本はキッパリ。

今オフに向け「野球がうまくなりたいだけなので。それは変わらないです。そのためにどういうトレするかというのも、今は考えたりしていますし、それはもう毎年変わらないです」とさらなる技術向上に貪欲だった。

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