川崎大空襲で南武線沿いが壊滅的被害に 3日から惨劇伝える巡回平和展

かわさき巡回平和展(過去の展示から)

 川崎大空襲や原爆の写真などを通して戦争の悲惨さを伝え、平和を考える「かわさき巡回平和展」が3日から、多摩区役所(川崎市多摩区)を皮切りに市内全区で開かれる。市の主催で来年3月11日まで。

 展示されるのは、市中心部や南武線沿いが壊滅的な被害に遭った米軍による1945年4月15日の川崎大空襲後の街の様子を写したものや、原爆の写真などおよそ30点。市平和館の担当者は「個々が平和を考える機会になれば」と話している。

 多摩区役所では6日までで、以降の予定は次の通り。

 ▽高津市民館=12月10~15日
 ▽麻生区役所=12月20~23日
 ▽幸区役所=2022年1月17~20日
 ▽中原図書館=1月22~27日
 ▽宮前区役所=1月31日~2月3日
 ▽市役所第3庁舎=3月8~11日

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