イングランド・プレミアリーグのアーセナルの日本代表DF冨安健洋(23)は2日(日本時間3日)にアウェーで2―3と敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦に右サイドバックでフル出場し、敵エースのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)相手にも奮闘した。
序盤はアーセナルが優位に試合を進め、冨安もC・ロナウドやイングランド代表FWジェイドン・サンチョを相手に粘り強いディフェンスを披露し、仕事をさせなかったが、1―0とリードして迎えた前半44分にマッチアップしたサンチョにパスを通されると、最後はMFブルーノ・フェルナンデスにゴールを決められ、同点とされてしまった。
後半7分にはC・ロナウドにゴールを許すと、2―2で迎えた25分にはMFマルティン・ウーデゴールがエリア内でファウルを犯し、PKを献上。キッカーを務めたC・ロナウドにこの日2得点目を奪われて逆転負けを喫した。世界的なストライカーと対峙しても好パフォーマンスを見せていた冨安だけに、痛恨の敗戦となった。
それでも英メディア「SO FOOT」は冨安について「今季開始以来、右サイドバックとして議論の余地はない地位を築くのに長い時間はかからなかった」とし「アーセナルにとっては非常に堅実で心強い基盤」と高評価。この日は敗れたものの、来季欧州チャンピオンズリーグ出場権を得られる4位以内を目指し、さらなる奮闘が期待されそうだ。