イルミネーションでまちと心に彩りを 能生商工会女性部 能生駅を飾り付け

 糸魚川市のえちごトキめき鉄道能生駅で1日、「第2回能生駅イルミネーション2021」が始まった。来年1月31日まで、弁天岩「恋する灯台」と日本海をコンセプトにした明かりが、駅舎正面に彩りを添える。点灯時間は午後4時30分から同10時30分まで。

イルミネーションが点灯した能生駅(1日午後5時すぎ)

 イルミネーションの設置は、能生商工会女性部(中嶋千代子部長、部員46人)が中心となり、能生駅の有効活用、にぎわいの創出事業として実施。長引くコロナ禍の中で「まちと心に彩りを」との思いが込められた。

 2年目は電飾の数を増やし、設置の範囲を広げるなどバージョンアップ。イルカを主役に、三日月、流れ星、波、ハートマークなどでストーリーを表現した。部員が手作りし、設置などで商工会会員の協力を得た。

 初日は午後5時から、同駅ロータリーで点灯セレモニーが開かれた。冷たい雨にもかかわらず、関係者、地域住民らが集い、鳥塚亮社長の発声でカウントダウン。青色を基調にした明かりが鮮やかに浮かび、歓声が上がった。

 駅舎内では、部員が記念の菓子や「恋する灯台」絵馬を同駅で乗降する高校生らに配った。

 きれいに点灯し、中嶋部長は「寒い中を大勢の人に見ていただき、やって良かった。年々バージョンアップして、通学の子どもたちやまち全体を明るくしていければ」と願いを話し、応援に感謝した。

 期間中は駅舎内にツリーを設置し、イルミネーション紹介、「恋する灯台」写真コンテストの入賞作品、観光情報パネルなどを展示している。

© 株式会社上越タイムス社