大型で非常に強い台風21号は、4日(土)未明から朝にかけて小笠原諸島に接近するおそれがある。
小笠原諸島では4日はうねりを伴った高波に警戒し、4日にかけて土砂災害や強風に注意・警戒が必要だ。
大型で非常に強い台風21号は3日(金)午後3時には小笠原近海にあって、北東へ進んでいる。
中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで暴風域を伴っている。
今後、台風は北東へ進み、4日未明から朝にかけて小笠原諸島に接近するおそれがある。
高波・強風
小笠原諸島では台風の接近に伴い、4日は非常に強い風が吹き、海上ではうねりを伴って大しけとなる見込み。
4日にかけて予想される波の高さは小笠原諸島で6メートル、その後も6日頃にかけて、しけの状態が続く見通し。
また、4日にかけて予想される最大瞬間風速は、小笠原諸島で35メートルとなっている。
うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意が必要で、台風の進路によっては暴風となるおそれがある。
大雨
小笠原諸島では、4日にかけて前線や台風周辺の発達した雨雲がかかるため、大雨となる所がありそうだ。
4日18時までに予想される24時間雨量は、多い所で小笠原諸島で60ミリの見込みで、土砂災害に注意が必要となる。
また、雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨となるおそれがある。