月100万円“文通費”改正見送りへ 自民党と折り合わず「お小遣いを死守」と批判も

永田町の常識は世間の非常識なのか(東スポWeb)

自民党は国会議員に月100万円支払われる文書通信交通滞在費(文通費)の日割り支給を可能にする歳費法改正案について、来週6日召集の臨時国会(21日まで)での成立を見送る姿勢だ。

自民党の高木毅国対委員長は3日、立憲民主党の馬淵澄夫、日本維新の会の遠藤敬両国対委員長とそれぞれ会談。馬淵、遠藤両氏は文通費の使途公開を求め、遠藤氏は未使用分の返還も提起した。

「自民党は日割りで法改正し、使途公開などはそれから議論すればいいというスタンスです。一方の野党は領収書の添付義務化による使途公開なども主張したが、自民党と折り合わなかった」(永田町関係者)

同改正案は来年1月召集の通常国会で改めて成立を目指す見通しだ。

しかし、ネット上では「制度を変えるなら一気に変えるべき」「国会議員は“お小遣い”の使い勝手が悪くなることは反対なんだろう」と、怒りの書き込みが寄せられている。

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